48歳主婦が今さら「スラムダンク」を人生初で読んでみる【初見感想】10巻

さて、10巻である。
全21巻なので、そろそろ折り返し地点である。

湘北高校バスケ部はインターハイ予選にて、ベスト8進出。
相手は昨年インターハイ出場を果たした翔陽高校である。

練習試合でかなりの苦戦を強いられた綾南高校よりも強い可能性が高い。その事実に、さすがの赤木・三井・宮城・流川にも緊張が走る。
そんな彼らの不安を見越してか、「君たちも強いチームですよ」という安西先生のセリフが心にしみる。

翔陽高校バスケ部の監督だが、なんとメンバーである藤真という3年生が兼任しているらしい。
選手が監督も務めるなんて、そんなことってあるんだ。バスケは奥が深い。
また、花形という選手はメガネをしたままプレイしている。
これもそんなことあるの?
サッカーだと、ゴーグルみたいなアイテムがあったと思うけれど。バスケはメガネをしたままプレイすることがあるのだろうか?やはりバスケは奥が深い。

念の為調べてみよう。
「バスケ メガネ」「バスケ 選手 監督 兼任」で検索だ。

昨今はAIが回答をまとめてくれる。便利だ。
それによると、
「バスケで通常のメガネをかけるのは「危険」であり、相手プレイヤーとの衝突でレンズが割れて顔を傷つけたり、メガネそのものが破損したりする恐れがあります。さらに、メガネが外れてしまうこともあり、視界の制限からプレーに支障をきたす可能性もあるため、安全性を考慮するならコンタクトレンズやスポーツ用ゴーグル・メガネの使用が推奨されます。」
とのことだ。

やはりバスケでメガネは危ないらしい。とはいえ、禁止はされていないのか?
「バスケ メガネ してもいいのか」で再検索だ。

「バスケットボールでメガネを着用することは可能ですが、通常のメガネは危険なため、安全基準を満たしたスポーツ用ゴーグルやメガネを使用すべきです。」
とのことだ。

ふむ。これはインターハイ予選試合。そんな中、メガネをしたままのプレイがまかりとおっているのはなぜだろう。なにかの伏線か??

監督と選手の兼任についてはどうだろうか。

「バスケットボールで選手と監督を兼任することは可能であり、主に「プレイングマネージャー」や「プレイングコーチ」と呼ばれます。この役職は、選手として試合に出場しながら、監督としてチームのマネジメントを行う立場を指します。」

なるほど。ほんとうにこんな役職があるようだ。また勉強になった。

そんなことを調べているうちに、湘北高校バスケ部メンバーの堅さもとれ、普段どおりの動きができてくるようになる。
なんといってもここで大活躍するのが宮城リョータだ。
そういえば、彼は初登場時にはかなり大暴れしていたが、最近はとんとおとなしい印象だった。
なんというか、「良識ある」キャラにおさまっていたのだ。いいことなんだけど。
高身長がそろう翔陽メンバーに対して、比較的身長には恵まれなかった宮城リョータがスピードで制していく姿がかっこいい。「蝶のように舞い、蜂のように刺す」とは彼のような動きを言うのだろう。

とはいえやはり手ごわい翔陽。31点対22点。これ以上点差を広げられたらまずいという状況。
しかしここで、「リバウンド王」こと桜木がバシッと決める。
良かった。桜木にも見せ場があって。
それにしても、リバウンドって本当に要なのね。
彦一の桜木への期待が裏切られずに続いていることが心底嬉しい。

そうして、勢いを得た湘北がとうとう逆転へ。
さすがにもう黙って見ているわけにはいかない、と翔陽のブラックボックス、藤真が立ち上がる。
真のエースが参戦ー。さあ、どうなる・・・!!11巻へ続く!!

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のりじゃが
5 hours ago

スラムダンクの舞台は1990年台前半。
この頃はスポーツ用ゴーグルなんて気の利いた便利アイテムはまだまだなかったんですよ。ですので、危険と隣り合わせではあるものの眼鏡を掛けざるを得なかったんですよね。
因みに翔陽のキャプテン、藤真は牧の次に優れたポイントガード。コンボガード(ポイントガードとシューティングガードの両方やれる逸材)に限りなく近いです。
宮城は藤真よりやや劣るレベルですね。(神奈川県高校バスケチームのポイントガード上位5人に仲間入りしているくらいですので。)

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