あひるの空の部屋

作品概要

あらすじ

九頭龍（くずりゅう）高校に入学した車谷空は、身長149cmという小柄な体格である。彼は、母親と交わした「高校最初のバスケットボール大会で優勝する」という誓いを果たすため、バスケットボール部への入部を希望する。
しかし、彼が入ろうとしたバスケ部は、花園百春・千秋の兄弟をはじめとする生徒たちの溜まり場と化しており、本来の部活動が行えるような状態ではなかったのである。
それでも、空は入部を諦めない。彼のバスケットボールに対するひたむきで純粋な情熱は、かつてバスケットボールに打ち込んだ経験を持つ百春や千秋たちの心を、少しずつ動かしていくのである。
やがて、空の熱意に触発されたメンバーが集い、九頭龍高校バスケットボール部の新たな挑戦が始まるのであった。