約束のネバーランドの部屋

作品概要

あらすじ

血の繋がらない兄弟姉妹が幸せに暮らす孤児院「グレイス＝フィールドハウス」。主人公のエマ、ノーマン、レイは、ある日、この家が実は「食肉」として育てられた人間を「鬼」へ出荷する施設だと知る。コニーの死を目撃した彼らは、絶望の中、ハウスからの脱獄を決意する。
ハウスのシスター「ママ」であるイザベラとの熾烈な頭脳戦や、仲間たちの協力、犠牲を経て、エマたちはついに脱獄を成功させる。外の世界へ出た彼らは、ウィリアム・ミネルヴァの残した手がかりを頼りに、人間の世界を目指して旅を続ける。その道中で、人間を食べない異端の鬼と出会い、鬼と人間の世界の歴史と「約束」の真実を知る。
生きていたノーマンとの再会や、鬼の絶滅を計画する彼との対立を経て、エマは全ての食用児が人間の世界で暮らせるよう、鬼の頂点と新たな「約束」を結ぶ。過酷な運命に立ち向かい、未来を切り開こうとする子供たちの冒険と成長の物語である。