炎炎ノ消防隊の部屋

作品概要

あらすじ

太陽暦佰九拾八年の東京皇国。この世界は、人体が突如発火し、自我を失い周囲を焼き尽くす「焔（ほむら）ビト」という大災害に見舞われていた。この脅威に対抗するため、市民を炎の恐怖から守り、現象の原因究明と解決策を追求するべく「特殊消防隊」が組織された。

幼い頃からヒーローに憧れる少年・シンラは、12年前に突如発生した火事で母親と生まれたばかりの弟を亡くす。足から炎を出す「第三世代」の能力者である彼は、自らの炎が火事の原因とされ、周囲から迫害を受ける。しかし、シンラは火事の現場に自分たち以外の第三者がいたことを目撃しており、その人物こそが犯人だと考えていた。

訓練校を卒業し「第8特殊消防隊」に配属されたシンラは、母と弟のような悲劇を繰り返さないため、そして真犯人を捕らえ自身の濡れ衣を晴らすため、仲間と共に訓練と消防活動に励む。彼は、焔ビトの秘密を握る謎の組織「伝導者一派」や、時には他の消防隊との戦いを繰り広げながら、真実へと迫っていく。