アオアシの部屋

作品概要

あらすじ

愛媛県の公立中学サッカー部でFWを務める青井葦人は、個人技は拙いものの、抜群のボールへの嗅覚とフィールドを俯瞰する能力、そしてサッカーへの情熱と上達の早さを持つ。彼は、東京シティ・エスペリオンFCユースチーム監督の福田達也に見出され、ユースセレクションに合格し入団する。
しかし、ユース寮での生活が始まると、アシトは個人戦術の欠如により、チームのお荷物になってしまう。福田監督の指示で、サッカーの基本である「止めて蹴る」から特訓を始めることに。元暴走族のスカウト生・冨樫慶司のアドバイスを受け、視野を広げ、次の動作を意識したボール裁きを習得していく。
その後、ユース一軍との全体練習や強豪・武蔵野ユースとの試合を経て、アシトはチームメイトとの連携を深め、フィールド全体の状況を認識する「眼」を開花させる。一度はキラーパスの習得を目指すも、福田監督から「サイドバックへの転向」という衝撃の命令を受け、大きなショックを受ける。しかし、持ち前の観察眼と情熱で新たなポジションでの可能性を模索し始め、自身の成長と共にチームを勝利へと導いていく。